忙しくても「好き」なことを積み重ねるための本。「これからのエリックホッファーのために」

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内容(「BOOK」データベースより)

16人の在野研究者たちの「生」を、彼らの遺した文献から読み解き、アウトサイドで学問するための方法を探し出す。大学や会社や組織の外でも、しぶとく「生き延びる」ための、“あがき”方の心得、40選。

今回は「これからのエリックホッファーのために」についてです。

内容紹介にあるように16人の在野研究者について書いた本です

この本が定義する在野研究者とは大雑把にいえば「大学から経済的に独立し、成果を論文の形式にそって発表している研究者」です。

そして、この在野研究者たちのキャラが立ってるんです!

  • 「アラフィフ主婦から研究者の道へ」 吉野裕子(よしの・ひろこ 1916-2008)
  • 「オオカミと銀座で散歩」 平岩米吉(ひらいわ・よねきち 1897-1986)
  • 「絶対に働かない。むしろ働く奴は悪だ」  野村隈畔(のむら・わいはん 1884-1921)

など、興味をそそられる人たちがいっぱいです。それぞれの在野研究者の話も面白いです

しかしそれよりも魅力的に映ったのが、自分が「好き」なことに取り組む姿です。

「好き」を積み重ねる

「好き」なことであって、決して楽なことではありません

在野研究者たちのエピソードには大学に在籍していないことで学会に所属できなかったり、金銭的に苦労した話も多くありました。

しかし自分が好きなこと、やりたいことに没頭している姿を思い浮かべるととうらやましいという気持ちがどこかに芽生えてきます。

サラリーマンである自分にはわからない苦悩や葛藤があったのは承知の上で「うらやましい」「すごいな」と素直に思います。

きっと在野研究者たちは自分が好きなことに対して受け手ではいられなかったのではないでしょうか。

好きなことにとことん主体的でいたかった。自分の意思を好きなことに込めたかったのではないのかなと思います。

好きなことと承認されることとの葛藤

好きなことをを突き進めていくとどうしても欲しくなってくるのが、他者からの承認です。

自分が好きなものであれば、他の人にもその「価値」を分かってもらいたいと思うのは当然です。

しかし人からの承認を求めることは自分が好きなことをやるうえでは制約にもなります。

自由に好きなことを追い求めるのは楽しいですが、その価値を人に分かってもらおうとすれば当然他の人の目を気にしなければいけません。

不本意でも社会に受け入れやすいかたちにすることも必要になるでしょう。

それはまるで好き勝手やっていた少年から社会に適合した大人になるようなものかもしれません。

この好きなものを自分だけで自由に追い求めたいという欲求と世間にも分かってもらいたいという欲求との葛藤は、好きなことを突き詰めていけば必ず起きます。

これはヘーゲル哲学で「自由と承認の相克」と呼ばれているそうです。

これは「単純作業に心を込めて」の彩郎さんの記事から知った言葉です。

そして記事の中でこんな言葉があります。

「この仕事の価値は、今はまだ世間に評価されていないが、理解してもらえれば必ずだんだんと承認されていくはずだ」と思って、工夫し努力していく。こういう姿勢がヘーゲル哲学の最終到達点ですが、そう思っている人は絶えず新しい試みに挑戦しますから、結果的にすごく充実した生き方になるはずです。

Read more at location 2826 『憂鬱になったら、哲学の出番だ!』

「自由と承認の相克」のために試行錯誤することが、結果的にすごく充実した生き方になる。

ブログ「単純作業に心を込めて」より

これが「好き」なことを突き詰めるうえでのひとつの答えなのだと思います。

「自由と承認との相克」だけでなく「現実と理想」、「家庭と仕事」などわたしたちには様々な制約や、折り合いをつけなければいけないことがあります。

しかしこれらの制約と対決するのではなく、この制約を受け入れたうえでなお乗り越えようと試行錯誤する。

これができるようになったとき、好きなことを積み重ねるうえでの大きなターニングポイントとなる気がします。

終わりに

「好き」を積み重ねるために先人に学ぶ。その指南書が「これからのエリックホッファーのために」です。

在野研究の心得その四〇、この世界には、いくつもの〈あがき〉方があるじゃないか。約めていえば、本書のメッセージはこれに尽きる。

「これからのエリック・ホッファーのために」 Location 2086

この本を読んで「様々な相克を乗り越えるためにどう試行錯誤すればいいのか?」という新しい問いが自分の中に生まれました。

とても大事な問いだと思うのでじっくり考えていきたいと思います。

ゆうびんやでした。


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